チェコでは夏の間は、各地で民族祭りが開催され、様々な職人が実演しながら店を出しています。日本では祭りの屋台と言えば食べ物がほとんどですが、チェコの民族祭りはクラフトマンが軒を連ねます。普段あまりひとけのない小さな村も、この日ばかりは民族音楽が演奏され踊りもあって、人でごった返すのです。
チェコ人の手先の器用さは定評があります。クラフトの出店者は、代々職人風の人から、手作り大好きが高じた家庭の主婦タイプまでいろいろ。若い職人も多く、すそ野の広さを感じます。お祭りですからお土産風の商品も多いのですが、中には日用品もあって、魅力的な手作り品が買いやすい値段で手に入るのも魅力です。この賑わいには国の保護政策も効果をあげているようです。 チェコに行かれたら、民族祭りを見るのはお勧めですが、そういうツアーはなかなかないですね。 #
by chigmama
| 2014-05-14 17:17
| 民族文化
2007年5月のホビーショーには、スロバキアのデトバ刺繍の伝承者
イベタ スミレコバーさんを招待し、かぎ針刺繍をご紹介しました。 イベタさんとの出会いはこちらをご覧ください ホビーショーの様子はこちら デトバ刺繍を特集した刺繍通信Vol:11が9月25日に発売されました。 刺繍作品は、雄鶏社にお貸しして撮ってもらったものですが、 デトバの祭りや自然の風景は、C&Nスタッフが現地で撮影したものです。 本誌の104~105頁には、刺繍のパターンやかぎ針の使い方も、 イラストで紹介されています。 この特集を組んでくださった雄鶏社の大割さん、金井さんに感謝いたします。 #
by chigmama
| 2007-09-24 22:03
| 民族文化
「チェコと日本の架け橋として何かしたい」という気持ちに突き動かされるように、
Office C&N を立ち上げて1周年を迎えます。 試行錯誤の連続でしたが、自分達の考えで動く訳ですから、楽しい1年でした。 現在、C&Nのメンバーは4人です。 企画、デザイン、交渉、通訳、事務、経理、なんでもこなしているうちに 自然と役割分担ができてきています。 ただし、まだ、給料はありません。(トホホ) 手作りは言葉を越えたコミュニケーション ホビーショー 2006年5月 友人知人、そして手づくり大好きな人々がたくさん訪問して チェコのボビンレースを見てくださいました。 9月にはボビンレース作家 マルティナの結婚式にも参列しました。 ネットショップに挑戦 マルティナの作品を中心に、チェコの手づくり品を扱う ネットショップを立ち上げました。ネットで手づくり品の魅力を伝えるのは思った以上に難しい。 京都の本金糸を使った作品も含め、青山のギャラリーで展示販売することにしました。(2007年1月20日まで) チェコのおばあちゃんの手編みの靴下 チェコのおばあちゃんが持たせてくれた手編みの靴下の履き心地があまりにいいので、 良品計画に提案したら、商品化されました。手編みではなく、量産可能な綿の靴下。 提案からほぼ半年。難航しましたが、活動が形に成ったことは、私たちにとって、記念 すべき商品となりました。 仕事でチェコに行く 2005年の9月にチェコから日本に帰るとき、「次は仕事で来たい」というのが夢でした。 2006年の9月、2007年ホビーショーに紹介する職人探しと、商品化が決まった チェコのおばあちゃんの靴下のバックストーリーを書くために、チェコに行きました。 収支ゼロの活動ですが、意外に早く夢が叶いました。 来年も、As a bridge ホビーショー2007に、スロバキア デトバ地方の刺繍の伝承者を招待します。 チェコの文化を紹介する活動も積極的に行うつもりです。 どうぞよろしくお願いします。 Office C&N #
by chigmama
| 2006-12-24 15:53
| 振り返って
おりしもOffice C&N を立ち上げたばかりの2005年11月25日、ホビー協会でチェコのクラフトマン事情を話す機会を得、その後、2006年5月のホビーショー出展の可能性が出てきた。「黄金の手」チェコのクラフトマンを日本に呼ぶのが条件である。
・クラフトマンの選定、交渉 ・ワークショップの準備、日本のボビンレースの先生に協力依頼 ・ブースのデザイン ・招待状の発送、様々な原稿書き ・協賛依頼 「手の技を介して、言葉を超えたコミュニケーションの場作りをしたい」という思いが、現実になる!! こなすべき課題は、山積していたが、C&Nメンバー(日本人3名 チェコ人2名)は沸き立った。 通訳翻訳は、若い 日チェコカップルが。チェコでの交渉は、ビジネスに長けたC家の主、日本でのデザイン作業及び事務は、団塊世代カップルと、自然と役割分担ができた。意見の食い違いは、徹底して話し合った。言葉が違うと時間がかかるが、日本とチェコを結ぶというベクトルが同じなので楽しかった。 ホビーショー直前の5月初旬にチェコからやって来たのは、180センチを越えるグラマラスな美女。母親と共に制作活動を続け、ショップも経営する28歳のボビンレースの作家である。2004年のOIDEFA世界レース大会でグランプリを獲得。彼女達の生み出す様々なアクセサリー類はとても魅力的である 半年のチェコ生活の最後に出会ったのが、このボビンレースだった。ボビンと言えばミシンの下糸を巻くものとしか知らなかったが、写真のような細い木の糸巻き(これがボビン)に巻いた横糸を、模様の型紙に合わせて縦糸に織り込んでいくヨーロッパの伝統工芸である。チェコのボビンレースは筒状の枕に、比較的大型のボビンを使う。編む物によって、ボビンの数は最低が4本から、何十本と変化する。織り方を組み合わせることによって、指先から無限大の模様や形が生まれる。 初めてボビンレースを織るのを見たときは、軽やかな音を立てながら巧みに糸を繰る手先に見とれた。今だからこそ手ごろな価格で買えるレースだが、このボビンを繰って織り上げていた時代にはいかに貴重な物であったことか。 5月10日ブース設営。ビックサイト 掲示する写真の適不適の論戦も起きたが、なんとか定刻内に準備完了。 開幕 5月11日(水)~13日(金) チェコのボビンレースは関心を集め、閑古鳥が鳴くかもという心配をはねのけ、たくさんの人がブースに集まってくれた。 中には大阪や京都からの人も。 ボビンレースのワークショップ ボビンレースの先生方がボランティアで教えてくれた。 閉会 3日間の会期が終わると、華やかだった会場がすぐに壊されていく。 今回は、たくさんの友人に助けられた。持つべきものは友。 マルティナ(右端)は、10日間我家にホームステイ。同じ釜の飯を食べ、目的をひとつにした10日間。日本とチェコの絆は確実に太くなった。 ボビンレースが予想外に好評だったので、ホビーショーの後、ネットショップを立ち上げた。 これが、けっこう大変なのです。次回へ。 #
by chigmama
| 2006-06-11 22:25
| 民族文化
ボビンレースの作品は、ご自宅で簡単にお手入れして頂くことができます。どうぞご参照下さい。
用意するもの:アイロン、アイロン台、白い紙(プリンター用紙など)5~6枚、ヘアスプレー(ハードタイプ) ①白い紙を2、3枚重ねて敷き、ボビンレース作品を置きます。10cmほど上から、ヘアスプレーをかけます。☆ハリを出したいときは全体に、部分的な変形にはその部分にだけかけます。 ②平面の部分をまっすぐに伸ばしたいとき:ボビンレース作品の上にコピー用紙を一枚敷き、中温~やや高温(温度設定がある場合は絹製品用にセット)のアイロンで、ピンと張るように2~3往復します。ビーズも、白い紙の上からなのでアイロンをかけても問題ありません。 ③紙からはがします。このとき、熱で作品が紙にはりついていますが、ペリペリとはがせますので、問題ありません。 ☆立体的な部分は、スプレーをかけて指で形を整え、半乾きになるまで少し待ちます。あとは、自然乾燥で完了です。 <汗の汚れなどのお手入れ法> 暑い夏、素肌につけたネックレスが汗にふれたり、変形した場合のお手入れの仕方です。 ①アイロン台に白い布(ハンカチ、クロスなど)をかけます。ネックレスは、肌についた(汗をすった)方を上にして置きます。 ②水に浸し、軽く絞ったガーゼ(ハンカチなど)をかけ、その上から中温~やや高温(温度設定がある場合は絹製品用にセット)のアイロンで、なぞるように2~3往復します。ビーズも、ガーゼの上からなのでアイロンをかけても問題ありません。 ③ガーゼがぬれていること、熱をかけたことで作品がガーゼにはりつきますが、問題ありません。ゆっくりはがして、完了です。 ボビンレースの作品は羽のように軽く、摩擦も少ないため、ヘアスプレーでかけた糊がすぐに落ちてしまうことはありませんが、ご自宅での簡単なお手入れで長く使って頂ければ幸いです。ご不明な点などございましたら、いつでもお問い合わせ下さい。 #
by chigmama
| 2006-05-16 10:50
| 民族文化
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